先日、お世話になっている方の紹介でお会いしたのが著者の方だった。お会いしてしばらくしてたまたま他のブログで本を見かけ、すぐに買ってしまった。
著者の方のおっしゃることの含蓄を非常に感じたこと、人柄が大変謙虚で、ユーモラスだったことに感銘を受けたためだ。
一気に読み終えてみると、非常に良いことをおっしゃっているとあらためて感じた。本からも人柄がにじみ出てくるようであった。
至極まっとうなことを言っているが、体験談でごり押しする感じでなく、ロジックがすっきりしていて違和感がない。そして何よりも説教臭くない、自慢臭くない。
たぶん普通に自分の体験や経歴を披露するだけでも自慢になってしまうのに、このように本をまとめることができるというのこと自体に、卓越したリーダーの一端をかいま見たように感じた。
さておき、心に残ったことを自分のためにメモ。
- ビジネスパーソンとしての心得
- 長期の目標と短期の目標を持つ
- 三三三の公式(会社を辞めると天下に宣言して、三ヶ月以内に、三割給与アップの条件提示が、三社以上からある人が本物のビジネスパーソン)
- 伸びるのは自責の人
- VSOP(体力→専門性→独自性→人格)
- 結果が出ないのは、正しいことをやっていないか、正しいことをやっているがやり方が間違っている、もしくは徹底的でないかのいずれか
- マインド高い×スキル高い→人財
- やらないことを決める
- 三現主義
- 10000時間でプロになる
- 話し方のスキルは必須のビジネススキル
- 慢性的にだらだら残業する会社は何かが狂っている
- モチベーション低下、雰囲気悪化はVision(会社+社員)→期待→評価→処遇の一貫したプロセスで乗り切れ
- 離職率20%は問題企業 外資では7%を目指す(新陳代謝込み)
- 経営目標、経営環境と一貫した目標設定
- 経営の原理・原則を知らないとつぶれる
- 継続しないことはやらない
- 上司に必要なのは人気でなく人望
- 目標設定は部下の能力把握から
- 部下の行動はじっと我慢して、舌をかんで待つ
- 結果だけでなく、正しいプロセスを求める
- 上司は部下に幸せをもたらす存在でなければいけない
- 責任は上司、手柄は部下
- 褒める8:叱る2
- 上司の責任の50%は後継者育成
- 上司に必要な畏怖と敬愛は傾聴から生まれる
- 八割の部下は「上司は話を聴いてくれない」と思っている
- 部下の将来を考えない上司は上司の資格がない
- 部下の話を遮らない
- 事実ベースで評価せよ
- 叱り方に注意
- 部下の良いところから見る
- リーダーになったら数字を見てヒアリングするところから始める
- 部下に機嫌を見せない
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