「いいベンチャーはビジネスモデルがしっかりしている」なんてことを言うが、どうも眉唾物だ。
やりたい分野や達成したいことは決まっていても、どうやってお金を取るかなんて言うことは二転三転することが多いように感じるからだ。
もしかすると技術開発にすごい時間がかかるもの、たとえば半導体みたいに専門的な分野のベンチャーではビジネスモデルありきなのかもしれない。
だが、業界の移り変わりも早く、移り気な消費者に振り回されているネット業界では5年も持つビジネスモデルなんて珍しい方である。
ましてや立ち上げ期のベンチャーなんて、言わずもがなである。
そんな中むしろビジネスモデルよりも成功を分けるのは、やはり「人」ではないかと僕は考えている。
要するに成功するか失敗するかわかんないけど「こいつと一緒ならそれも有りかな」と思える人。
田坂さん的に言えば
「事業が失敗して焼け野原になったとき、同じ場所にたっているその人に『もう一度やり直せばいいじゃないか』と言える人かどうか」
ビジネスモデルは選べなくても、寝食忘れて一緒に仕事をする人は自分で選びたいということかもしれない。何とか続けていればいつか芽が出る、ということかもしれない。
かものはしも5年続けてやっと何とか食えるようになったが、つくづくビジネスモデルではなく、「人」のおかげだと実感している。
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